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Reading: クリエイティブであれ:新しい文化産業とジェンダー
Listening: CHANEL - Tyla
Watching: ハイジャック S2E2
AI はもはや生活に溶け込み、Google が出てきたときのようにすぐ「ググれ」と言ってしまっていた時のように、なんでも「AIに聞いたら」と答えてしまう自分を反省する時がチラチラと現れ始めています。コンピューターが必要だった時代と異なり、ほとんどの人類がスマートフォンを持っていることは、本当に画期的です。
AI での回答は、まるで自分の代わりに考えてくれているかのようで、私たちの思考の時間を圧縮してくれています。「川へ洗濯に、山へ芝刈りに」の時代から「なんでも家で」の時代になったように、労力は信じられないほどに少なくなり、私たちには膨大な時間があります。
しかし、こうした効率化はなぜか私たちを忙しくさせます。かつて洗濯は溜まったときにまとめて行うものでした。しかし簡単にできるようになったことで、毎日できるようになり、汚れが気になる人にとっては毎日のタスクになりました。御用聞きや洗濯屋のような外部サービスを使うことも普通でしたが、全部を自分でこなせるようになったこともそうした一因でしょう。これは #33 あなたはさらに孤独になるだろう - 個人の拡張とセルフケアの侵食 にも通じる話です。
そうしたことが、経済学ではこう表現されています。
ある資源の利用効率が高まると、消費量は減るどころか、かえって総消費量が増加する。
いま AI によってさまざまな時間を大幅に圧縮しています。しかし、そうして生み出された時間を効率的に使うとしたら、自分が行動しているときは AI に稼働していてほしいし、AI が稼働しているときは自分が行動しないといけないのではないかと思い始めています。
手間と暇という言葉がありますが、暇というのは日が出ている間に、手間をかけた仕事を太陽にしてもらうという意味合いがあったのではないかと聞いたことがあります。AI は太陽であり、人間の暇に稼働してもらうものだと思っていましたが、そうではなさそうです。手間をかける対象そのものです。
AI はさまざまな生成を行いますが、「何を考えるか」は作れません。それはまだ人間の仕事です。なので私は行動しながら、AI に何をさせるのかまで考えて行動している気がしています。
考える時間と行動する時間が明確に分かれていた時代が、もはや懐かしく感じ始めています。タスクをこなすワーカーは、指示通り動く AI に取って代わられるでしょう。
これから求められるのは、指示を考え、自分で判断し行動できるエージェントになります。AI がワーカーなら、私たちはエージェントにならざるを得ません。そうした社会はますます私たちから余裕を奪うかもしれません。
もしかしたら、私たちが取り組むことは、かなり意識的に余暇を作り出そうとする試みであるかもしれません。時間をかける以外に方法がないような料理や創作。完全にデジタルデバイスを断つデトックスを超えたオプトアウト。完全なオフグリッドを走破するロングトレイル。
Recreation の再創造は、時間との付き合い方のことかも知れません。
- Tora
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